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巻網漁法とは?

 巻網漁は、沖合の比較的浅い場所で行う集団漁法です。
 夕方5:00頃、 5隻程の船団で沖合いに向けて出航します。熊野灘沖、約3マイルの地点で灯船と呼ばれる船が灯りを点けて瀬付きのアジ・サバを探します。光に導かれて魚が集まってくると、頃合を見て本船から下ろした網で、灯船を中心とした魚群の周囲をぐるりと取り囲みます。(下イメージ図参照)

巻網漁法イメージ1

 続いて網の下端部分を絞り込んで袋状にし、魚が逃げられなくした状態で上端部分も絞り込みながら魚を取り込んでいきます。

 網に取り込んだサバやアジは、活魚運搬船に移され、傷が付かないよう、十分なスペースを持って運ばれます。魚は運搬船のいけすで12時間以上活かされ、腹の中にあるエサ等を全て吐かせた状態で港へと水揚げします。
 サバやアジの他にも色々な魚介が水揚げされます。(下画像参照)※クリックすると大きくなります。

巻網漁法イメージ2
巻網漁で水揚げされた魚介1 巻網漁で水揚げされた魚介2
巻網漁で水揚げされた魚介3 巻網漁で水揚げされた魚介4

今後の取り組み方

 正徳丸では、操業の効率化を図るため、常に新しい手法を模索し、取り入れています。
最近では網で取り囲んだ魚を効率よく運搬船に移すため、フィッシュポンプと呼ばれる機械で魚を吸い上げる方法を導入し、一定の成果を挙げています。他にも魚倉のスペースのとり方、甲板スペースの配置、魚倉に海水をはったときの安全性など、多様な部分に注目し、効率化を成功させています。
 また、設備だけでなく人材の育成にも力を入れています。次代の漁業従事者を積極的に育成するため、若い世代の新規就労者を増やしています。そのため漁業研修制度を設けて、もっと漁業に触れ合える機会を増やすことができるよう努力しています。(漁業研修制度に関するお問い合わせはこちらから。)

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